大分市牧の県護国神社に15日、歳末恒例の大破魔矢と大熊手がクレーン車を使って立てられた。同神社によると、いずれも「日本一の大きさ」という。
破魔矢は高さ18・8メートル、重さ1・8トン。2025年のえと「巳(み)」にちなみ蛇の絵が描かれた絵馬が掛けられている。熊手は高さ12メートル、最大幅6メートル、重さ5・1トン。宝船に乗った七福神や米俵、タイなどが飾られている。参拝客は巨大な縁起物を見上げ、写真に収めていた。
同神社の八坂秀史宮司(63)は「来年は戦後80年であり、この神社ができて150年の年。新年には、戦没者の御霊(みたま)が安らかであることと、平和について祈ってほしい。また、このにぎやかな縁起物に皆さんの夢を託してほしい」と話した。【久保田修寿】
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