JR東日本は13日、来年3月15日のダイヤ改正を発表した。東北・山形新幹線で運行している「つばさ」について、新型車両E8系を追加投入し、E3系での運転を2026年春までに終了する。「E3系引退へ」の知らせに、鉄道ファンからは「さみしくなる」「いよいよか」と惜しむ声が聞かれる。
同社によると、引退するE3系は、新幹線と在来線を乗り換えなしで直通運転する「ミニ新幹線」で、「400系」に続く第2号として1997年の秋田新幹線開業に合わせて登場した。
新幹線区間での最高速度は時速275キロ。2008年には快適性の向上を図り、揺れ防止装置や座席近くの電源コンセントなどを備えた車両が加わった。
今年3月のダイヤ改正で登場したE8系は新幹線区間の最高速度が時速300キロで、東京―山形・新庄間の所要時間が4分間短縮された。全席の肘掛け下に電源コンセントを設置し、車椅子スペースも拡大した。
同社はE8系に統一することで「より高い速達性と快適性の向上が期待できる」としている。【米江貴史】
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