出雲市に住む40代の男性が、警察官を名乗る人物から「あなたがマネーロンダリングの容疑者として浮上している」などという嘘の電話を受け、現金189万円をだまし取られたことがわかりました。
出雲警察署は特殊詐欺事件として捜査しています。
出雲警察署によりますと12月6日、出雲市に住む40代男性の電話に、新潟県警の捜査部を名乗る女から「このままだとあなたの銀行口座を全て停止した上で逮捕する」「逮捕を免れるためには今すぐ新潟県警に来てもらうか、口座の残高を明らかにする必要がある」などと非通知で電話がありました。
男性は警察からの電話であると信用し言われるがままに個人情報や口座の残高などを伝えました。
その後、同じく新潟県警の警察官を名乗る男からSNSアプリの通話機能を使って複数回電話があり「あなたの口座に入っている紙幣番号が捜査している紙幣番号と違うかどうかを確かめたいのでお金を預けてほしい」などと言われ、出雲市内の金融機関のATMで指定された口座に3回に渡り合計189万円を振込みだまし取られたということです。
男性は振り込んだ後、だまされたことに気がつき警察に通報しました。
警察は警察官がSNSアプリで電話をかけ「逮捕されたくなければお金を振り込むように」などと指示することはなく、そのような電話があった場合、すぐに相談するよう注意を呼び掛けています。
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