高速船「クイーンビートル」の浸水隠ぺい事件で、JR九州が日韓航路事業の撤退も視野に検討していることが分かりました。
福岡と韓国・釜山を結ぶ高速船「クイーンビートル」は、船体への浸水を3カ月以上隠して運航していた事件を受けて、今年8月から運休しています。
JR九州は万全な対応を行った上で運航再開を目指すとしていましたが、この方針を転換し、日韓航路事業の撤退も視野に検討していることが分かりました。
JR九州によりますと「安全対策とハード対策の両面で再開に向けて現在も検討しているが、この2つが成り立たなければ再開断念を含め検討する必要がある」ということです。
この事件をめぐっては福岡海上保安部が今年10月、船舶安全法違反などの疑いでJR九州高速船などを家宅捜索し、現在も捜査が続いています。
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