「マネーロンダリングの犯人からあなたのカードを発見」。愛媛県今治市の男性が富山県警などを名乗る男に電話でウソをつかれ、捜査を口実にされ現金をだまし取られました。警察が被害届を13日に受け特殊詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは今治市内に住む会社員の男性(50代)です。

警察によりますと男性は12月10日、富山県警を名乗る男から携帯電話で「マネーロンダリングの犯人の捜査であなた名義のキャッシュカードが見つかった」とウソをつかれたうえ、ビデオ機能で警察手帳や逮捕状の写真を見せられて相手を信用しました。

このあと検事を名乗る男が画面に現れ、捜査を口実にされて市内の金融機関に行きATMを指示通りに操作。指定された口座に現金15万円を振り込みだまし取られました。

男性は現金を振り込んだあとに不審に思い、ネット検索したところ似たケースがあったことから警察に相談し、だまされたことに気づきました。

警察は特殊詐欺事件として捜査していて、警察が捜査で現金の振り込むことはなく、さらにビデオを使って通話を求めたり、警察手帳を示したりすることもないと注意を呼びかけています。

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