栃木県警は12日、宇都宮市内の車用品店の店長らに因縁を付け、修理代として現金を脅し取ろうとしたとして、県央の警察署に勤務する男性警部補(43)を恐喝未遂の疑いで再逮捕したと発表した。県警は責任能力の有無を確認するとして、氏名を公表していない。
逮捕容疑は、5月3日に同市下砥上町の店舗で、自身が所有する車が破損したのは、2日前にタイヤの交換作業をした同店舗に責任があると因縁を付け、男性店長らに「SNSにさらせば一発で終わりだぞ」「見積書持ってまたくる」などと暗に現金を要求。同月15日には修理代約78万円と書かれた見積書を示し、現金を脅し取ろうとしたなどとしている。
店から110番通報があり、発覚した。「修理費用の被害回復を求めただけだ」と容疑を否認している。車は左前部のタイヤなどが破損していたが、県警は原因は事故によるものだったとしている。
林光孝首席監察官は「深くおわび申し上げる。厳正に対処し、再発防止に努める」などとコメントした。
男性警部補は11月に、同市内のコンビニエンスストアで客に暴行した疑いで逮捕されている。【池田一生】
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