2歳の娘に暴行して死亡させた罪に問われ先月、大阪高裁で逆転無罪が言い渡された父親の裁判で、検察が12日上告しました。

今西貴大さん(35)は、2歳の娘に対する傷害致死罪などに問われ1審で(大阪地裁・渡部市郎裁判長)懲役12年の実刑判決を受けましたが、先月28日、大阪高裁は(石川恭司裁判長)逆転無罪を言い渡しました。

高裁の判決は、「身体的虐待を加えていたことを示す事情は見出せない」としていました。

今西さんはことし7月に保釈されるまでおよそ5年半拘置所での勾留が続いていました。

判決後、今西さんの弁護団は大阪高等検察庁に対し上告をしないよう申し入れを行ったほか、署名を送付していましたが、大阪高検は、上告期限となる12日、最高裁に上告しました。

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