飲食店などを経営する仁藤貴之さん(当時30)の遺体が損壊された上、遺棄された事件で、警察は7日、会社役員の鈴木聖人容疑者(31)など3人を逮捕した。被害者と容疑者らは仕事上の関係があり、金銭トラブルがあったとみられている。

容疑者と被害者の間に金銭トラブルか

静岡市にあるマンションで、カメラに気づき、捜査員の後ろに隠れるように歩く男。会社役員の鈴木聖人容疑者(31)だ。別のマンションでは、飲食店店長の三宅涼馬容疑者(27)が警察の車に乗せられていた。

会社役員の鈴木聖人容疑者(左)と飲食店店長の三宅涼馬容疑者(右)
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2人は、19歳の女と共に、飲食店などを経営する仁藤貴之さん(当時30)の遺体を損壊・遺棄した疑いで逮捕された。

仕事上の付き合いがあったという仁藤さんと容疑者ら。関係者によると、金銭トラブルがあったとみられている。

2024年5月に3人が一緒にいるのを見た、仁藤さんを知る人は「指示系統な言葉ばかり彼(仁藤さん)が使っていたので、部下だと思った。その2人はおとなしかったから、まさかそういうことする人間とは思わなかった」と話す。

事件が急展開したのは、この3人の目撃情報から約5カ月後。10月2日午前10時半過ぎの仁藤さんの自宅付近の防犯カメラ映像には、家族から行方不明者届が出された約1時間後、パトカーやバイクが集まる様子が記録されていた。その日は夜になっても捜査車両が続々と集まり、近所の人によると、翌日からは自宅での鑑識作業も始まったという。

捜査関係者によると、遺体を運んだとみられるのは鈴木容疑者名義のワンボックスカーで、店に持ち込まれ、車内清掃の依頼がされていたという。遺体には焼かれた痕もあったという。

警察は3人が仁藤さんを殺害した疑いも視野に捜査している。
(「イット!」12月9日放送より)

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