ノーベル賞のメダル=2012年12月(代表撮影)

 ノーベル平和賞を受賞する日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の田中熙巳(てるみ)代表委員(92)らが9日、ノルウェー・オスロのノーベル研究所で記者会見に臨んだ。田中さんは10日の授賞式を前に「喜びが湧いている。本当に光栄に思っている」と語った。

 日本被団協の代表団は8日夜(日本時間9日未明)、オスロに到着した。授賞式は10日午後1時(同10日午後9時)からオスロ市庁舎で開催され、田中さんが核兵器廃絶に向けた決意などを演説する予定。

 一行は12日までの滞在期間中、ノーベル平和センターで始まる被爆者の絵を紹介する「ノーベル平和賞展」の開幕式典に出席するほか、高校や大学での被爆証言などに臨む。【オスロ安徳祐】

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