栃木県の福田富一知事は6日の記者会見で、次世代型路面電車(LRT)の東武宇都宮線への接続について、「できることなら乗り入れさせてくださいとお願いしていく」と県の立場を明らかにした。
LRTのJR宇都宮駅西側への延伸に関連し、来年度早々にも宇都宮市、東武鉄道と県の3者協議がスタートする見込み。
接続だけか、相互乗り入れか、東武宇都宮線を全車両LRT化するかなど、さまざまな整備手法がありうる。福田知事は「東武鉄道が企業としてどういう判断をするかで内容は変わってくる」とし、公共交通のネットワーク化による利便性の向上▽沿線の魅力アップ▽企業の収益向上▽地域の活性化など――が協議のポイントになるとの見通しを示した。
その上で、「県民の中にはLRTを東武宇都宮線に乗り入れて壬生まで来てくれという人がいる。県民の声を届けながらどういう形態にするか協議する」と述べた。【有田浩子】
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