札幌市北区の認可保育園「アイグラン保育園拓北」で10月、給食を喉に詰まらせた1歳1カ月の男児が死亡した問題で、札幌市は6日、園への特別指導監査の結果を公表した。保育状況について、市は「関係法令に照らして違反となる事実は確認されなかった」と結論付けた。
特別指導監査は、男児の食事介助をしていた保育士ら計7人から事情聴取。この結果、市は「男児の食事介助中、職員は適正に配置されていたほか、施設運営上の問題点も確認されなかった」などと判断した。食事介助していた保育士によると、男児が苦しそうな様子を見せる直前、焼き肉風炒めの豚肉を食べさせていたという。
市は、有識者らでつくる「市子ども・子育て会議児童福祉部会」で再発防止策を検討するほか、喉を詰まらせた要因などについても議論する方針。【高山純二】
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