今年9月、福岡市中央区のスーパーの女子トイレに侵入した疑いで、40歳の会社員の男が逮捕されました。男は「以前、別の男性が女子トイレを使っていたところを見たことがあったので、大丈夫だろうと思った」と容疑を認めているということです。

建造物侵入の疑いで逮捕されたのは、福岡市西区の会社員・日高啓介容疑者、40歳です。

福岡県警中央警察署によりますと、日高容疑者は今年9月11日の午前8時すぎ、福岡市中央区渡辺通にあるスーパーマーケットの女子トイレに侵入した疑いが持たれています。

事件当時、40代の女性がこの女子トイレを利用していたところ、個室トイレの仕切りの下の隙間から、電子タバコによく似たペン型の機器が差し込まれていたことに気づきました。

女性はトイレを出て、女子トイレの出入り口で待ち伏せしたいたところ、日高容疑者が出てきたため、盗撮していたのではないかと問い詰めましたが、日高容疑者は盗撮を否定し、機器も持っていないと話していたということです。

女性は仕事があったため、スーパーを離れ、別の場所から警察に通報していて、警察はスーパーの防犯カメラの映像などから日高容疑者を特定し、逮捕しました。

警察の調べに対し、日高容疑者は「女子トイレに入ったことは間違いありません。以前、別の男性が女子トイレを使っていたところを見たことがあったので、大丈夫だろうと思った」と容疑を認めているということです。

警察は日高容疑者の自宅を捜索するなど、盗撮の疑いも視野に調べる方針です。

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