2001年に放送されたNHK連続テレビ小説「ちゅらさん」の地上波での再放送を記念して、「ファンミーティング」と題した公開収録が28日、那覇市のテンブスホールであった。主人公「えりぃ」を演じた国仲涼子さんやガレッジセール・ゴリさん、当時のプロデューサー菅康弘さんが登壇。県内外から約160人のファンが駆けつけ、一緒に名場面を振り返った。

テレビ小説「ちゅらさん」ファンミーティングの公開収録に登壇した(右から)ガレッジセールのゴリさん、俳優の国仲涼子さん、当時のプロデューサー菅康弘さん=28日午後、那覇市牧志・テンブスホール(竹尾智勇撮影)

 「ちゅらさん」は沖縄と東京を舞台に、八重山の小浜島で育った主人公の古波蔵恵里(えりぃ)が上京し、看護師を目指す物語。沖縄ブームの火付け役となった。

 国仲さんはヒロインに決まったとき、発表直前まで両親にも教えないよう言われたエピソードを披露。再放送に「20年以上の時がたっても沖縄を盛り上げる作品になっていて感謝しかない」と話した。

 えりぃの兄役を演じたゴリさんは「放送時、全国の人たちがえりぃを応援して『みんなのえりぃ』だった」としみじみ話した。

 

 放送当時からのファンという与儀百合子さん(65)は再放送を共に楽しんでいる孫の金子知沙ちゃん(4)と参加。「えりぃに会えるのをとても楽しみにしていた」と声をそろえた。

収録した番組は5月17日午後7時半からNHK総合で放送予定。「ちゅらさん」は月~金曜日午後0時半からNHK総合で放送中。

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