11月29日は、「いいにくいことをいう日」。

体の悩みも、いいにくいことの1つです。
言いたくても言いにくい生理にまつわる悩みを皆さんはどうしていますか。

街の女性からは、「基本、女の人に対しても言いにくい。やっぱり分からない人には言いにくいところもある」「腹痛などオブラートに包む」といった声が聞かれました。

11月29日の「いいにくいことをいう日」を前に、医薬品メーカーのツムラは、生理やPMS(生理前の心や体の不調)に対する理解度の調査結果を発表しました。

その中で、自身の生理痛やPMSについて周りに話をしたいかという質問に、約3人に1人が「言いづらい」と回答。

また、言いづらいと答えた人の約8割が、生理痛やPMSのつらさを「もっと気軽に伝えたい」と感じているといいます。

看護師の女性(30代)は「看護師なので女性が多いが、やっぱり男性職員に(体調不良の)理由は知られたくないが、仕事にちょっと遅れていきたいとか。どうやって男性職員に隠すか、そこがすごく難しいと感じたことはある」と言います。

「通常通りのパフォーマンスが、いつもよりギアを入れないとできないときがある」といった声も。

一方、生理について2人に1人が「つらいときは周りの人へ伝える」と回答。
そのうち、つらさを「伝えて良かった」と感じた人は実に8割以上でした。

本音を打ち明けることで、気持ちが楽になったと実感する人が多いようです。

いまだに言いにくさが残る生理やPMSの悩み。
職場について聞いてみると、「古い体質なので(社内で直接伝える人は)いない。言う雰囲気もあまりない」という声の一方、「言いやすい社会になってきた気がする。『○○なので』とダイレクトに伝えてくれる部下が増えた気がする」と話す人もいました。

他にも管理職の男性(50代)は「遅くなるのは女性特有(の事情)なので『それはしょうがない』と私は理解したので『すみません。きょうは遅刻します』と、その一言でいいから連絡だけはしてと。自分の体調に合わせて出社して仕事してくれるので」と話します。

調査では、どの年代でも約半数の経験者が以前より話しやすい風潮になったと思うと回答。

生理を取り巻くコミュニケーションの環境は、少しずつ変化を見せているようです。

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