犯罪が多くなるとされる年末を前に岩手県盛岡市の商業施設で11月28日防犯訓練が行われました。
訓練では2023年運用が始まった現場の状況を写真に撮って警察と共有する「映像通報システム」が活用されました。

訓練はイオンモール盛岡と県警が毎年行っているもので従業員や警察官合わせて約20人が参加しました。

28日は不審者が買い物客を刃物で切りつけたという想定で訓練が行われました。

従業員はけが人を現場から遠ざけ無線で応援を要請し、駆け付けた警備員などがさすまたやショッピングカートで犯人との距離をとりながら時間を確保する間に110番通報しました。

訓練では今回初めて現場の状況を写真に撮って警察と共有する「映像通報システム」が活用され、従業員は離れた場所から警察に写真を送っていました。

高橋礼子アナウンサー
「発生から10分ほどで警察官と従業員らの手によって犯人が取り押さえられました」

その後警察官が臨場し不審者が確保されるまで一連の流れを確認していました。

盛岡西警察署 柳谷裕司警備課長
「まず自分の身の安全を守りながら一般のお客様の安全確保をしてほしい。そのためには日頃の訓練が重要かと思っているのでいろいろなことを想定して対処能力の向上に努めてほしい」

イオンモール盛岡では今後も定期的にこうした訓練を行う方針です。

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