子宮頸がんを予防する「HPVワクチン」の接種機会を逃した人について、厚生労働省は条件付きで無料の接種期間を延長する方針を固めました。

「HPVワクチン」をめぐっては、全身の痛みなどの報告が相次ぎ、2013年から9年間、積極的な接種呼びかけが中止されました。

厚労省は来年3月まで、接種機会を逃した1997年度から2007年度生まれの女性に対し、無料で受けられる「キャッチアップ接種」を行っています。

ワクチンは最短でも4カ月ほどかけて3回接種する必要があり、厚労省は「キャッチアップ接種」の対象者に対し、3月までに1回でも接種すれば、接種費用を最大で1年間、無料にする方針を固めました。

今年の夏以降、駆け込み需要などでワクチンの供給が追いつかず、1回目の接種を受けた人が、期間内に3回の接種が終わらない事態が想定されていて、期間を延長して対応するということです。

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