台湾との定期船航路開設事業を巡り、沖縄県石垣市の中山義隆市長や担当課職員ら計4人が7月に台湾へ出張した際、現地物流大手の華岡集團(ワゴングループ)関係者らと高級ホテルで会食をしていたことが25日、分かった。市は会費額について「確認して26日に回答する」としている。
ワゴン社を巡っては、今月中旬に台湾を公費視察した中山市長や市議、市職員らに対し、格安の会費で高級中華会食の場を設け、事実上の「接待」をした疑惑が明らかになっている。
市によると、7月の出張ではワゴン社の社長や担当者と顔合わせしたほか、関係機関と意見交換した。会食は2日目の夜で、高級ホテル「圓山大飯店」で中華のコース料理だった。
本紙は7月と今月の出張に同行した市職員2人に、7月の会食の会費額を尋ねたが「支払ったと思うが、今すぐに答えられない」と話した。2人の上司に当たり、同じく両方の出張に参加した職員は「(今月の会食の時と)同じように負担したと思う。細かい手続きは部下がやっているので、きちんと確認させる」と答えた。(八重山支局・矢野悠希、社会部・吉田光)
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