元衆議院議員の秋本真利被告が、受託収賄の罪について無罪を主張した。

緊張した面持ちで法廷に入ってきた秋本被告だが、罪状認否の前に「話をさせて下さい」と裁判長に伝え、10分ほどに渡り自らの潔白を訴えた。

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秋本真利被告は、洋上風力発電への参入を目指す「日本風力開発」の元社長・塚脇正幸被告から、国会で有利な質問をする見返りに約7000万円の賄賂を受け取った罪と、コロナ対策の持続化給付金200万円を国から騙し取った罪に問われている。

秋本被告は初公判で、「お金を受け取ったのは間違いないが、利益供与ではありません。国会での質問にも関係ありません」などと述べ、受託収賄の罪について無罪を主張した。

また秋本被告は、塚脇被告と設立した馬主組合について、「実態は塚脇さんのもので、その夢の手伝いをしていただけ」と訴えた。

一方、検察側は冒頭陳述で、「秋本被告は塚脇被告から飲食接待を受けるようになり、国会質問などについて事前に問い合わせしていた」と指摘した。

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