生活保護費の引き下げは憲法違反だと受給者が訴え、1審で敗訴した控訴審で、大阪高等裁判所は控訴を退けました。

兵庫県の生活保護受給者らは、2013年から15年に国が物価下落などを理由に支給額を引き下げたのは憲法違反だとして、神戸市などに引き下げを取り消すよう、裁判を起こしていました。

一審の神戸地裁は2021年、訴えを退け、原告の一部が控訴していました。

26日の控訴審判決で大阪高裁は「引き下げを決めた国側の判断に裁量権の逸脱はなく違法ではない」として、原告の控訴を退けました。

【原告・田原幹雄さん】「食事もできない昼は食べないです。お金が足らんことになってしまう。(判決について)きょうは本当に情けなかったです」

原告側は上告する方向で検討しています。

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