「私も近々日本に戻るので、一緒にお金を稼ぎましょう」。愛媛県松山市の男性がSNSを通じてハーフの30代女性を名乗る相手に恋愛感情を抱き、ウソを信じて現金1500万円をだまし取られました。警察は26日に被害届けを受け詐欺事件として捜査しています。

被害にあったのは松山市内に住む会社員の60代の男性です。

警察の調べによりますと男性は今年1月下旬、SNSを通じて日本人とのハーフで30代女性を名乗る相手と知り合い、やりとりを重ねるうちに恋愛感情を抱くようになりました。

その後「おじが海外で投資し利益を出している」「私も近々日本に戻るので、一緒にお金を稼ぎましょう」などと投資を勧めるメッセージを受け、教えられた投資アプリをダウンロード。3月6日から4月24日の間に市内の銀行窓口やATMから、アプリの指示通りにあわせて約1000万円を振り込みだまし取られました。

さらに25日に相手から「おじが投資をやめる」などのメッセージが届き、アプリ内に投資した全額を引き出そうとしたところ、500万円の保証金を求めるメッセージが届き、指定された銀行口座に振り込んでだまし取られました。

警察は被害届を受けSNS型のロマンス詐欺事件として捜査。実際に会う前に投資などの話になった場合は詐欺を疑い警察に相談するよう呼びかけています。

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