記者会見する熊本県立大津高の高野寛美校長。左は同校サッカー部の平岡和徳総監督=昨年10月、熊本県大津町

熊本県立大津高(大津町)サッカー部のいじめ問題で、1年生だった男子部員に対し、全裸になり土下座するよう強いたとして、熊本県警が26日までに、強要の疑いで元上級生の男性2人を書類送検したことが同日、1年生部員の関係者への取材で分かった。

県教育委員会によると、サッカー部では令和4年1月、出場中の全国高校選手権の応援で訪れた宿泊所で、1年生部員が土下座を強要され全裸の写真を撮られるいじめが起きた。1年生部員はその後、退部した。

県教育委は昨年9月、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」に認定。第三者委員会が調査している。

大津校は「書類送検を重く受け止めている。より良い学校づくりに取り組みたい」とした。部は昨年10月、一時活動を停止。総監督だった平岡和徳氏も指導を自粛したが、今月から復帰した。

大津高はサッカー強豪校として知られ、日本代表やJリーガーも多数輩出している。

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