11日午後6時ごろ、鹿児島市下荒田1の県道交差点で「赤い車が歩道に乗り上げた」と目撃した女性から110番があった。鹿児島県警鹿児島中央署によると、80代の女性が運転する乗用車が歩道に乗り上げ、歩行者を次々とはねた。はねられた4人と車を運転していた女性が病院に搬送され、このうち、はねられた30代男性の死亡が確認された。
同署によると、現場は信号機がある交差点で、事故を起こした車が右折した際、対向車線を越えて反対側の歩道に乗り上げた。歩道と車道の間にある植栽を乗り越え、歩道に進入したとみられる。詳しい事故原因を調べている。
現場はJR鹿児島中央駅から南東に約1・5キロの市街地。近くの整骨院の従業員、園健治さん(41)は「ガシャーンとすごい音がして、植木がめきめきと鳴った後、ドーンと衝撃があった。外に飛び出たら車が歩道に乗り上げていた」と驚きを隠せない様子だった。【宗岡敬介、取違剛】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。