大規模な災害が起きた際の都道府県警察などの連携を強化する合同訓練が11日、秋田市で行われ、北海道・東北の広域緊急援助隊が能登半島地震を教訓に手順を確認した。

訓練には、北海道と東北6県の警察の広域緊急援助隊のほか、消防や医療関係者など約400人が参加した。

想定は、地盤が弱っている地域で震度7の地震が起き、相次いで土砂崩れが起きたというもので、参加者は能登半島地震の教訓を踏まえ、道路が寸断されて重機が現場に入れないといった状況のもと、手作業を中心に他の部隊と連携した救助活動の進め方を確認した。

また、行方不明者の捜索に役立つ北海道警の災害救助犬が訓練に参加し、人のにおいを嗅ぎ分けると、警察官に伝えていた。

 秋田県警警備第二課・佐々木幸夫課長補佐:
「今回の訓練で出た課題を踏まえ、来年度以降も課題に向けた訓練を取り入れて実施していきたい。県民に安心感を与えられるよう実施していきたい」

県警の広域緊急援助隊は、能登半島地震の被災地で18日間、延べ48人が活動した。

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