保護責任者遺棄致死の罪に問われている母親に判決です。2023年10月、岡山市で出産したばかりの赤ちゃんを放置し死なせたとして、39歳の母親に11月11日、懲役3年の実刑判決が言い渡されました。

判決を受けたのは岡山市中区の無職、景山暢子被告(39)です。判決によりますと景山被告は23年10月、自宅の自室で出産したばかりの女の子に適切な医療措置を受けさせないまま、低体温症または窒息により死なせたものです。

岡山地裁で開かれた11日の判決公判で、本村曉宏裁判長は出産後速やかに通報していれば適切な医療措置による救命が可能だったと指摘。「助けてあげるべきだと思う一方で死んでもいいと思っていた」などとして女の子を放置したことはあまりにも身勝手かつ悪質であるとして懲役5年の求刑に対し、懲役3年の実刑判決を言い渡しました。

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