手荷物のターンテーブルを流れる特大カツオのたたきオブジェ=高知県南国市の高知空港で2024年4月26日午後1時50分、前川雅俊撮影
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 特大のカツオのたたきがお出迎え――。大型連休を前に、高知空港(高知県南国市)の手荷物を受け取るターンテーブルに26日、実物の50倍のカツオのたたきオブジェがお目見えした。

 カツオ一本釣り漁で知られる高知県中土佐町の地域おこし協力隊員と「なかとさ観光協会」が企画。同町の久礼(くれ)地区は古い景観が残る漁師町で、高知県の沿岸で一本釣りした新鮮な生の「日戻りカツオ」が水揚げされる。地元の「久礼大正町市場」には、わら焼きしたカツオのたたきを目当てに県内外から観光客が訪れる。

特大サイズのカツオのたたきオブジェ(右)。実物大のオブジェ(左)の50倍の大きさだ=高知県南国市の高知空港で2024年4月26日午後1時20分、前川雅俊撮影
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 特産のカツオを観光客にPRしようと、2023年4月に実物大の「トロ箱入りカツオ」と「たたきの皿鉢(さわち)」のリアルなオブジェを高知空港のターンテーブルに設置。SNS(ネット交流サービス)などで注目を集めたことから、第2弾としてよりインパクトがある巨大たたきオブジェを作ることになった。大阪に本社がある食品サンプルメーカーに製作を依頼し、同町で鮮魚店を営む田中隆博さん(63)が監修。田中さんは「久礼のわら焼きたたき独特の焦げ目と炭がついた感じにこだわった」と話した。【前川雅俊】

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