役場職員などを名乗って本島南部の70代女性からキャッシュカード3枚をだまし取り、現金計300万円を引き出したとして、与那原署は6日までに千葉県の男の容疑者(32)を詐欺と窃盗の疑いで逮捕した。認否を明らかにしていない。
逮捕容疑は10月9日、氏名不詳者らと共謀の上、役場と金融機関の職員を名乗り、被害者宅の固定電話にかけ「高額医療の還付金の払い戻しがあり、受け取るには新しいカードに更新する必要がある」とうそをつき、カード3枚をだまし取った疑い。その後コンビニのATMで計300万円を引き出した疑いがある。
県警によると、コンビニの防犯カメラ映像を精査するなどして容疑者を特定。北部でレンタカーに乗っていた容疑者を職務質問したが任意同行に応じなかった。那覇空港に移動したところで県外逃亡の恐れがあるとして、10月9日に窃盗容疑で緊急逮捕。11月6日にカードをだまし取ったとして詐欺容疑で再逮捕した。
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