福岡県警は6日、国民健康保険証を不正に使った疑いで、過激派団体のメンバーの女(69)を東京都内で逮捕しました。
この女は、少なくとも20年以上にわたり所在不明となっていて、警察が行方を捜していました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、住居・職業不詳で革労協主流派のメンバー・後藤あざみ容疑者(69)です。
福岡県警公安第三課によりますと、後藤容疑者は去年7月から8月にかけ、福岡県久留米市に居住実態がないにもかかわらず、市から送付された国民健康保険証を東京都内の病院で不正に使い、自己負担金以外の医療費およそ9千円の支払いを免れた疑いです。
福岡県警は凶器準備集合の疑いなどで過去に2度、後藤容疑者を指名手配していましたが、いずれも所在がつかめず、時効を迎えたということです。
しかし東京都内で保険証が不正に使われたのを警察が確認し、捜査を進めていました。
警察は後藤容疑者の認否を明らかにしていません。
福岡県警によりますと、革労協は、凶悪なテロやゲリラ事件を引き起こすなど、社会を暴力によって破壊・転覆しようとする「過激派」として警戒している団体の一つだということです。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。