名古屋刑務所は、受刑者に暴言を吐いたりするなどの不適切事案が判明し、20代から40代の刑務官7人を処分したことを発表しました。
名古屋刑務所は2022年、病気で意思疎通が難しい男性受刑者(当時71)に「ばか」などの暴言を吐いたり、水や薬を求める訴えに対応しなかったりした20代から40代の刑務官6人を訓告などの処分としたと発表しました。
これに加え、32歳の刑務官は必要な説明をせずに男性の指にインクを付けて「指印」として書類に押し付けたとして、戒告の懲戒処分とともに書類送検されました。
男性受刑者は服役中に多臓器不全で死亡し、遺族は「適切な医療を受けられなかった」として、3800万円あまりの損害賠償を求める訴えを起こしています。
名古屋刑務所では今回の事案と重なる2022年、刑務官ら22人が別の受刑者に対する暴行を繰り返していたことが明らかになっています。
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