77歳の無職の男が、大量の覚醒剤などを営利目的で所持していた疑いで逮捕・起訴されました。
押収された覚醒剤はおよそ3.1キロは、和歌山県警で過去最多の押収量だということです。
■和歌山県警で過去最多の覚醒剤押収
覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕・起訴されたのは、大阪市の無職・岸田一之被告(77)です。
岸田被告は、大阪市北区のマンションの一室に覚醒剤およそ3.1キロ(末端価格約2億500万円)と大麻およそ151グラム(末端価格約75万円)を営利目的で所持していた疑いが持たれています。
■覚醒剤の入手先明かさず
和歌山県警によると、別の覚醒剤事件を捜査する中で、岸田被告の関与が浮上、大阪府警でも同様の捜査をしていたことから、共同捜査を実施。
大阪市北区のマンションの一室から大量の覚醒剤などを発見し、岸田被告を現行犯で逮捕したということです。
警察の調べに対し、岸田被告は「販売目的で覚醒剤を持っていたことに間違いありません」と容疑を認めていますが、覚醒剤をどこから入手したかについては明かさないということです。
■注射器およそ4万7000本押収
また、岸田被告が覚醒剤と注射器を密売すると知りながら注射器1000本を11万円で販売し、岸田被告の犯行をほう助した疑いで、東大阪市の建設作業員・小野博海容疑者(67)も逮捕されています。
警察は、小野容疑者の自宅近くの倉庫から注射器およそ4万6000本を押収したということです。岸田被告を逮捕した際に、警察は注射器1000本も押収しています。
小野容疑者は調べに対し、「密売を助けるつもりはなかった」と容疑を否認しています。
この事件を巡っては、2人のほかに岸田被告から覚醒剤を買ったとみられる客など12人が検挙されていて、警察は組織的な犯罪とみて捜査しています。
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