キャリア教育の授業でノベルティグッズのデザインを考える生徒たち=鹿児島県立垂水小学校で2024年10月30日午前10時50分、ランスタッド提供

 鹿児島県垂水市立協和小学校(弓指修校長)の小学5~6年生12人がこのほど、来春の「かごしま春祭大ハンヤ」のノベルティグッズをデザインした。さまざまな仕事や働き方について学ぶキャリア教育の一環で、グッズは演者に配布されるという。

 「大ハンヤ」は春の大型連休を彩る人気イベントで、色彩鮮やかな衣装に身を包んだ踊り連が街へ繰り出す。キャリア教育の授業は総合学習の時間を活用して実施。生徒たちは様々な仕事があることを学んだ後、ワークショップ形式の授業で「企画制作」の仕事を体験した。ロゴやイラストなどを組み合わせながら、ノベルティグッズとして配布されるマフラータオルのデザインを考案した。

 授業を実施した人材派遣大手「ランスタッド」(本社・東京都千代田区)の鹿児島支店長、河野義則さんは「さまざまな仕事があることを知ってもらうとともに、地元への郷土愛を深めてもらうきかっかけになれば」と話した。大ハンヤをサポートしている同社では、今後も市内の小学校で同様の授業を実施していくという。【川崎桂吾】

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