兵庫県芦屋市で衆議院選挙と同時に行われた最高裁判所裁判官の国民審査において、不適正な処理があったと明らかにしました。
無効票として扱った票に有効な票が含まれていた可能性があるということです。
■機械が読み取れなかった票など 職員が目視せず「全て無効票」に
芦屋市選挙管理委員会によると、先月27日に行われた最高裁判所裁判官の国民審査の開票作業で、機械が無効または読み取りできないと分類した票が2012票ありました。
本来はそれらの票を選挙管理委員会事務局の職員が目視で確認する手順となっていましたが、職員は確認することなく、すべて無効票として扱ったということです。
読み取りできないと分類された票の中には、有効となる票が含まれていた可能性があるということです。
この処理については開票事務を指揮する選挙管理委員会の事務局長も把握していて、選挙管理委員会は「開票手順の理解が不十分だった」としています。
■無効票投票率が増加 前回2.75% 今回4.18%
芦屋市で行われた最高裁国民審査の無効投票率は、2021年が2.75%、2017年が2.63%、2014年が2.76%で、今回は4.18%となっていました。
同時に行われた衆議院選挙では適切な処理が行われたということです。
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