(資料写真)パトカー

 沖縄県石垣市の市道で酒気を帯びた状態で自転車を運転したとして、八重山署は3日、住所不詳、自称建築作業員の男(45)を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕した。呼気からは基準値を超えるアルコールが検出された。1日に施行された自転車走行中の酒気帯びに罰則を設けるなどした改正道交法での逮捕は県内初。

 逮捕容疑は同日午後10時ごろ、同市新栄町付近の道路で、自転車を酒気帯び状態で運転した疑い。パトロール中の警察官が無灯火で運転する自転車を見つけ職務質問したところ、男から酒の臭いがしたことから呼気検査し、発覚したという。同署によると、男は「間違いありません」と容疑を認めている。「今月から罰則が強化されたことは知っていたが、いつもやっていることなので、軽い気持ちで運転した」と話しているという。

 自転車走行中の携帯電話使用(ながら運転)や酒気帯びに罰則を設けるなどした改正道交法により、自転車を酒気帯び運転した場合は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科される。

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