広島西警察署で、強盗殺人未遂の疑いで連行される無職の梶原優星容疑者がカメラに捉えられた。容疑者は80代の夫婦に睡眠薬を飲ませて住宅に放火し、現金約2600万円などを奪ったとみられている。男は、計画的に夫婦に現金を用意させていた可能性があるという。

睡眠薬を飲ませて住宅に放火か…

各地で強盗事件が相次ぐ中、1日に広島・広島西警察署で撮影されたのは、フードを目深に被った男だ。

逮捕され連行される梶原容疑者
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強盗殺人未遂などの疑いで、無職の梶原優星容疑者(29)が逮捕された。

火の手があがる事件当時の様子

2024年7月、梶原容疑者は広島市西区に住む80代夫婦に睡眠作用のある薬を飲ませた上、住宅に放火し、現金約2600万円などを奪った疑いが持たれている。

火が上がっている様子を見ていた周辺住民は、「屋根の隙間とかからも煙がいっぱい出ていて、赤い炎がめっちゃ出てました」「黒い煙が出ていたので怖かったです。後ろの家が(火が燃え移りそうで)危なかったです」と当時の状況を語った。

顧客を利用して…信頼を裏切る行為

警察は、梶原容疑者が計画的に犯行に及んだ可能性があると見ている。その理由は、梶原容疑者と被害者夫婦の意外な関係にあった。

被害者夫婦の営業担当だった梶原容疑者

捜査関係者よると事件当時、梶原容疑者は大手証券会社「野村証券」の社員で、夫婦の営業担当として家を複数回訪れていたという。

さらに夫婦は、現金での取引を好んでいたため、梶原容疑者は計画的に現金を準備させていた可能性がある。

強盗殺人未遂や放火については否認しているという梶原容疑者

調べに対し、梶原容疑者は「今は話したくない」と話している。接見した弁護士によると、現金を盗んだことは認めているものの、強盗殺人未遂や放火については否認しているという。
(「イット!」 11月1日放送より)

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