１０月に再稼働した女川原発２号機で計測機器に不具合が見つかったことから、東北電力は１１月４日午前、点検のため原子炉を停止しました。
女川原発２号機は１０月２９日、事実上の再稼働にあたる原子炉起動を行い、３日、発電再開へ向けた作業が進められていました。しかし、３日午前１１時ごろ、原子炉内に挿入した計測機器を引っ張り出す際、途中で動かなくなるトラブルが発生しました。
東北電力では放射性物質が外部に漏れるなどの影響はないとしています。
東北電力は４日午前８時半過ぎに原子炉を停止させ、今後、原子炉が「未臨界」になったのち、点検を行う予定です。計測機器は１０月１０日に動作確認した際、問題はなかったということです。
東北電力原子力本部 渡辺宣城副部長
「安全第一を優先に進めていく、非常に大事かなと思っている。今回の事案についても慎重に進めてまいりたい」
東北電力は、再び原子炉を起動させ発電を行う時期については現時点で未定としています。
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