勇壮なかけ声とともに町中を駆け抜けた「唐津くんち」の宵曳山=佐賀県唐津市で2024年11月2日午後7時49分、金澤稔撮影
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 佐賀県唐津市の唐津神社の秋季例大祭「唐津くんち」が2日夜、宵曳山(よいやま)で幕を開けた。赤獅子や兜(かぶと)、タイなどをかたどった曳山14台が、「エンヤ」「ヨイサ」の威勢のいい掛け声と祭り囃子(ばやし)の響く街中を華やかに巡った。

 午後7時半、重さ2~4トンある曳山が、花火を合図に旧城下町の中心部を出発。ちょうちんの明かりに照らされながら約4000人の曳(ひ)き子が勇壮に駆け抜ける行列を、大勢の見物客が見入っていた。

 3日が御旅所(おたびしょ)神幸、最終日の4日が翌日祭で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産に登録された曳山(ひきやま)巡行が展開される。巡行を統括する唐津曳山取締会によると宵曳山の人出は約20万人。【五十嵐隆浩】

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