旧天竜林業高校の成績改ざんをめぐる贈収賄事件で裁判のやり直しを求めている元校長が、最初に刑事告発した静岡県教育委員会に対し当時の対応に問題がなかったか再調査を求める請願書を提出しました。
この事件は静岡県の旧天竜市(現在の浜松市天竜区)の元市長が、孫の成績を改ざんしてもらう見返りに旧天竜林業高校の元校長の北川好伸さんに現金20万円を渡したとして、ともに有罪判決が確定しています。
一方で2人は裁判のやり直しを求めていて、これまでに高校で現金の受け渡しがあったとされる時間帯に元市長が銀行にいたことを示す証拠などを提出しています。
こうした中、元校長の北川さんは11月1日、最初に刑事告発した県教育委員会に対し当時の対応に問題がなかったのか再調査を求める請願書を提出しました。
旧天竜林業高校・北川好伸 元校長:
何の根拠もなく何の調べもせずに、ずさんな告発状を警察に提出した。そのことに対する反省も含めて県教委の自浄作用を世に示してほしい
県教委は当時匿名の通報をきっかけに教員への聞き取りをして刑事告発に踏み切っていて、要請に対し「内容を確認したうえで、対応を検討する」とコメントしています。
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