11月1日から自転車の「ながら運転」や「酒気帯び運転」に対する罰則が強化されました。

福岡の現状はどうなっているのか取材しました。

◆記者リポート
「きょう(1日)から厳罰化されたスマートフォンのながら運転でしょうか。手にスマートフォンを持った状態で警察官に注意を受けています」

11月1日朝、福岡市で行われた警察の啓発活動。

自転車を利用する人に対してスマートフォンなどを見ながらのいわゆる「ながらスマホ運転」や酒を飲んだ上で自転車を利用しないよう呼びかけました。

携帯電話を注視しながらの「ながらスマホ」が原因とみられる事故は年々増えていて、11月1日からは「6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金」に罰則が強化されます。

さらに、酒気帯び運転も罰則が強化されます。

11月1日からは「3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科されることになり自動車の飲酒運転と同じ罰則となりました。

罰則強化を目前にした10月29日、取材班は若者でにぎわう福岡市の西新を訪れました。

◆記者リポート
「前方から無灯火の自転車、下見てますね。下見てるんですが、何みてるんでしょうか。ながらスマホでしたね」

しばらくその場にいると…。

◆記者
「取材させてもらってもいいですか…いまお酒飲まれてます?」

◆男性
「警察官?」

◆記者
「違います違います」

◆男性
「飲んでます」

記者と名乗ると安心したのか、取材に応じてくれました。

◆記者
「なにをどれくらい飲みました?」

◆男性
「瓶ビールを3本たのんでそれぞれ分けたから。あと焼酎ソーダを2杯」

かなり酒を飲んでいるようです。

呼気のアルコールを計測すると…。

◆記者
「吹きかけてみて・・・0.20」

◆男性
「アウト?」

◆記者
「アウトですね」

呼気から基準値(0.15mg/L)を上回るアルコールを検出。

11月1日からは検挙される数値です。

◆記者
「ながらスマホもしてたでしょ?」

◆男性
「してたしてた」

◆記者
「それもだめなんですよ。11月1日から厳罰化どう思う?」

◆男性
「チャリに関しては意識が保てればいいと思う。法を犯すとかじゃなければ」

◆記者
「法を犯す感じになるんですけど…懲役3年になる可能性が出てくる11月1日から。危ないから注意してくださいよ。帰りも絶対自転車乗ったらだめですよ」

11月1日から懲役刑が課されることもある自転車利用時の交通違反。

私たち1人1人が運転モラルを考え直す必要があります。

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