昔話の主人公や人気キャラクター、今夏のパリ・オリンピックをテーマにしたユニークなかかし約60体が、宮崎県美郷町西郷の花水流地区を通る国道327号沿いの田んぼにお目見えした。訪れた人たちを和ませている。
かかしは、稲刈りを終えた田んぼを彩ろうと地元自治会の有志が2016年から設置。今年も約10人が15アールの田んぼに農業用ハウスの金属製パイプを骨組みに、住民が寄付した古着を着せ付けた。
昔話のコーナーには、浦島太郎とウミガメが登場。ウミガメの甲羅は、大小二つのタイヤを重ねて作った。隣には、おわんに乗った可愛い一寸法師も。同県日向市のひょっとこ夏祭りの踊り手も見られ、地面に頭をつけて踊るかかしはパリ五輪で新競技のブレイキンを表現したという。
日向市から家族と来た女性(33)は「自然の中でかかしを楽しめるので子どもたちを連れて来た」と喜んでいた。25年1月上旬まで展示する予定だ。【重春次男】
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