文部科学省が児童生徒を対象に行った調査の結果、2023年度、岩手県内の不登校の人数は3000人を超え、過去最多となりました。
暴力行為の件数も過去最多となっています。

県教育委員会事務局 千田幸喜生徒指導課長
「令和5年度の不登校児童生徒数は過去最多」

この調査は県内全ての小・中・高校など515校で実施され、10月31日に2023年度の結果が公表されました。

それによりますと、県内で不登校となった児童生徒は3052人で、前の年度より464人多くなりました。
3000人を超えたのは初めてで、3年連続で過去最多を更新しています。

また暴力行為は962件で、こちらも比較可能な2006年度以降で最多となりました。

県内の小・中・高校、特別支援学校でのいじめの認知件数も7862件と過去2番目に多くなっています。

県教育委員会では子どもたちの状況を丁寧に把握している結果だと説明していて、今後も、早期発見のため地域ぐるみでの見守りやスクールカウンセラーの体制づくりなどを進めるとしています。

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