気象庁=東京都港区虎ノ門3で、黒川晋史撮影

 台風21号は31日、沖縄の南を北西に進み、台湾に上陸した。2日にかけて東シナ海へ進み、温帯低気圧に変わるとみられる。低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、2日にかけて九州を中心に西日本で大雨となる恐れがある。

 気象庁によると、1日午後6時までに予想される24時間降水量は多い所で、九州北部100ミリ。2日午後6時までの24時間降水量は、九州北部200ミリ、中国や近畿などで120ミリを見込み、九州北部では平年11月の1カ月分の降水量を超える可能性がある。

 西日本では2日にかけて大気の状態が不安定となり、局地的に雷を伴った非常に激しい雨も予想されている。気象庁は土砂災害や浸水、河川の増水などへの警戒を呼びかけている。【山崎あずさ】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。