滋賀県長浜市で死んだ状態で見つかった野鳥のハヤブサが、高病原性鳥インフルエンザであったことがわかりました。

県内では今シーズン1例目です。

■道路で死んでいた「ハヤブサ」 国立環境研究所が検査「高病原性鳥インフルエンザ」で陽性に

県の自然環境保全課によると、10月25日に、長浜市内の道路で近くの住人が野鳥の「ハヤブサ」1羽が死んでいるのを見つけ、箱に入れた死骸を市役所に持ち込んだということです。

環境省は全国の発生状況と野鳥の種類から死骸の調査を実施する基準を定めていて、ハヤブサは「検査優先種1」に指定されているため、1羽からでも検査の対象となります。

10月28日に県が実施した簡易検査で死んだハヤブサは、鳥インフルエンザの疑いがあることが判明。

環境省は長浜市北部を中心に半径10キロメート圏内を「野鳥監視重点区域」に指定し、死んだ野鳥が発見された場合の調査の実施基準が厳しくなりました。

10月31日、国立環境研究所が死んだハヤブサの遺伝子検査を行ったところ、「高病原性鳥インフルエンザ」で陽性に。

県内の鳥インフルエンザの発生は今シーズン初めてとなりました。

■「野鳥が死んでいるのを見つけた場合、素手で触らずに最寄りの森林整備事務所に連絡してほしい」

今後、野鳥のフンが人の靴の裏や車につくことなどから、鳥インフルエンザの感染が商業用の鶏などに広がる恐れがあり、県は養鶏農家などに感染に注意するよう呼びかけました。

県は「野鳥が死んでいるのを見つけた場合、素手で触らずに最寄りの森林整備事務所に連絡してほしい」としています。

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