■ 無罪判決の組長が釈放

対立する暴力団の組員を銃撃した罪などに問われ、10月31日、無罪判決が言い渡された組長が先ほど釈放され、神戸拘置所を後にしました。

■「山健組」組長 起訴内容否認も検察側は懲役20年を求刑

「山健組」の中田浩司組長(65)は、神戸山口組の傘下にあった5年前、神戸市で山口組系「弘道会」の組員(当時51)を銃撃し、重傷を負わせた殺人未遂の罪などに問われました。

中田組長は起訴内容を否認していましたが、検察側は防犯カメラの映像で服装が一致しているなどと主張し、懲役20年を求刑しました。


■神戸地裁 無罪言い渡す「別人の可能性も否定できない」

31日の判決で、神戸地裁(丸田顕裁判長)は「組長が犯人である可能性は高いが、別人の可能性も否定できない」として、無罪を言い渡しました。

この事件を含む抗争が相次いだことをきっかけに、神戸山口組と山口組は、「特定抗争指定暴力団」に指定されています。

中田組長は先ほど釈放され、神戸拘置所を後にしました。

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