南海電鉄は、不動産事業や新規事業に力を入れるため、鉄道事業を分社化する方針を発表しました。

南海電気鉄道は南大阪・和歌山エリアで鉄道やバスなどの公共交通サービスを提供していて、売り上げの約4割を鉄道事業が占めています。

30日、南海電鉄は主に不動産事業を担う親会社を設立したうえで、鉄道事業は分社化する準備を始めたと発表しました。

不動産事業や新規事業の開発に力を入れることで、「人口減少などで成長が難しい鉄道事業に頼らない経営体制を目指す」ということです。

<南海電気鉄道・大塚貴裕取締役>
「不動産や街づくりの会社を親会社にし、成長をけん引していく」

分社化は来年6月の株主総会での承認などを経て、正式に決定する方針です。

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