那覇市立病院は25日、休止している小児科の夜間救急外来(午前0時~8時半)を5月の大型連休明けに再開できなくなったと発表した。ただし、大型連休中は近隣の医療機関が休診することを考慮し、24時間体制で救急外来を受け入れる。
同院は医師の退職や休職が相次ぎ、3月から小児科の夜間救急外来を休止。当初は5月の大型連休明けに通常体制へ戻したい考えを示していた。しかし、新たな体調不良者が出たり4月に入局した医師の研修が終わらなかったりして、夜間に対応可能な医師が3人足りない状況となった。当面の間、休止を続ける。
記者会見した外間浩院長は「大変心苦しく、申し訳ない。お子さんの発熱には市販薬の活用や、早めの地域クリニック受診をお願いしたい」と述べた。休止期間中は引き続き、南風原町の県立南部医療センター・こども医療センターに協力を要請する。一方、大型連休の5月3日午前8時半~7日午前8時半までは24時間体制で救急外来を受け入れる。一般外来は休診。(社会部・下里潤)
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。