今月26日に今シーズン初めて高病原性鳥インフルエンザが確認された新潟県内。感染源となる野鳥の飛来を減らすため新発田市ではため池の水を抜く対策が行われました。

今月26日、上越市の養鶏場で致死率の高い高病原性鳥インフルエンザの感染を確認。21日には長岡市で簡易検査で野鳥の陽性が確認されていて警戒感が高まっています。

ウイルスを持ち込む恐れが高いとされている渡り鳥の飛来を減らすため新発田市宮古木地区では…

【桶屋美圭アナウンサー】
「こちらの池では鳥インフルエンザ対策として池の水を抜いています。普段は100羽ほどの野鳥がいるということですが今見渡す限りはいません」

県は10万羽以上のニワトリを飼育する養鶏場から半径1km圏内にあるため池の水を抜く対策を実施。こちらの農業用のため池も12月中旬までは水を抜いておくということです。

【宮古木集落 長谷川弘区長】
「去年も養鶏場の鳥インフルエンザで卵不足になったり、そう言うことになると結果的に地域に住む人たちの影響になるから協力できることは協力しましょうという形でやっている」

ただ、万が一ニワトリへの感染が確認されても人に感染する事例は報告されておらず過度な心配は必要ないと言います。

【県農林水産部畜産課:安藤義昭課長補佐】
「大規模農場が発生すると流通量に影響してしまうのでその辺の心配は拭えないが、卵の安全性には心配ないと言うことで、デマなどに惑わされないようにしていただければ」

県は死亡した野鳥を見つけた場合は素手で触らず、市町村役場などに連絡するよう呼びかけています。

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