警察官と検察官を名乗る男から「口座が詐欺に使用されている」などとウソの電話で、名古屋市千種区の30代女性が現金616万円をだまし取られました。

 警察によりますと、24日午前9時15分ごろから25日午前9時半ごろにかけて、名古屋市千種区に住む30代女性の携帯電話に、和歌山県警の警察官と検察官を名乗る男から「口座が詐欺に使用されている。このままでは全ての口座が凍結される。あなたの預金を保護するために指定する口座にお金を送ってください」「口座残高を1万円以下にするために、現金を指定のネットバンキングに振り込むように」などと複数回にわたって電話がありました。

 女性は電話の指示に従って24日から25日にかけて、指定された口座にインターネットバンキングで合計616万円を振り込み、騙し取られたということです。

 女性は男らから「後日、現金を返金する」と言われていましたが、返金がないことを不審に思い、25日夕方に愛知県警中警察署に相談し、事件が発覚しました。

 警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

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