30日午後2時過ぎの沖縄・石垣島は大粒の雨に見舞われていました。
迫りつつあるのは、2024年、列島に接近する台風としては最強クラスの“ハロウィーン台風”です。

コバルトブルーの海は、押し寄せる白波で大荒れとなっていました。

気象衛星「ひまわり」が捉えたのは、渦を巻く大きな雲の中心にある台風の目。
はっきりとしていて、発達のピークを迎えようとしているとみられます。

大型で非常に強い台風21号。
ハロウィーン当日の31日、一番上のレベル「猛烈な勢力」に発達し、沖縄地方に最も近づく見込みです。

この“ハロウィーン台風”が運んできた湿った空気によって、秋雨前線の活動が活発となり、東京都心の朝は秋の嵐のような荒れた空模様となりました。

30日朝のお台場では、傘を前に傾け、横殴りの雨をしのぐ様子が見られた他、強い風で風力発電のプロペラが勢いよく回転。
道端には、壊れた傘が転がっていました。

気温も上がらず、肌寒い中での通勤・通学となりました。
中には、雨対策としてサンダルという人もいました。

サンダルを履いていた男性は「サンダル履いてるとすぐ乾くので、雨の日こそサンダルだと思ってます」と話しました。
一方、一緒にいた男性は「サンダルはさすがにないんじゃと思うけど」と話していました。

別の男性は「朝すごく寒くて、防水ウェアで雨風しのいで寒さを耐えないと。基本は防水メインだけど、雨にぬれると寒くなるから、最近こういうアウターを着ている」と話し、アウトドアウェアで寒さ対策をしていました。

大型で非常に強い台風21号は、3連休初日の2日(土)に温帯低気圧に変わる見込みですが、本州では雨と風が強まり、秋の嵐となるおそれがあり注意が必要です。

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