タレントの小嶋陽菜さん（36）が襲撃されるという衝撃的な事件が、28日夜、東京・渋谷で発生した。
襲ったのは自称・台湾出身の語学留学生の男で、小嶋さんの関係者が8月ごろに過激なファンについて警察に相談する中で起きた。
現場近くに設置されているライブ配信カメラが犯行の瞬間を捉えていて、事件直前におびえたような行動をとる小嶋さんとみられる姿も映っていた。
「小嶋さんが男に抱きつかれて倒された」と110番通報
事件は28日、東京・渋谷駅前の「SHIBUYA TSUTAYA」で行われた小嶋陽菜さんの写真集発売イベントの終了後に起きた。
現場は、人通りの多い午後9時頃の“センター街”入り口付近で、事務所スタッフから「小嶋さんが男に抱きつかれて倒された」と110番通報が入った。
犯行の瞬間を捉えたライブカメラの映像には、画面左下を歩く、会場を出た小嶋さんとみられる花束を持った女性が映っていた。
画面左側に曲がり、建物に入ろうとした直後、男に気付いたのか引き返そうとするが、その瞬間、その男が後ろから抱きつき、路上に押し倒した。
すぐに周囲の人たちに引き剥がされ、羽交い締めにされて警備員らに取り押さえられ、道路に押さえつけられる。その後、駆けつけた警察官に現行犯逮捕された。
逮捕されたのはファンとみられる42歳の男で、自称台湾出身の語学留学生。
AKB48の初期メンバーとしてデビューした小嶋さんは、7年前にグループを卒業し、その後、トップアイドルから華麗な転身を果たす。
AKB卒業の翌年には自身のアパレルブランドを立ち上げ、企画・プロデュースだけでなくモデルも務めている。20代女性は、「かわいらしさもありつつ、かっこいい、憧れです」と話す。
「イベントで大騒ぎする過激なファンがいて心配」と警視庁に相談
同年代の女性からも支持を集める小嶋さんが、約10年ぶりに発表した写真集のイベントで起きた今回の事件。
その後の取材で、小嶋さんの関係者が8月ごろ、外国人とみられる過激なファンについて、「イベントで大騒ぎする過激なファンがいて心配だ」と警視庁に相談していたことが分かった。
28日夜、自称・台湾出身の男に小嶋さんが襲われた瞬間を捉えた映像をさらにさかのぼると、事件発生の約30分前、逮捕された男が小嶋さんを襲った付近の路上をうろつく様子が確認できる。
その後も現場付近で立ち止まり、誰かを探すように周囲を見回すなど、不審な様子を見せていた男。この直後に小嶋さんは襲われた。警視庁は、相談を受けていた過激なファンと、今回逮捕された男は同一人物とみて調べている。
小嶋さんへの暴行被害にAKB48時代の盟友・高橋みなみさん（33）はXで「にゃんにゃん（小嶋さんの愛称）を傷つけるやつはまじで許さない、泣きそう」とコメント。
渋谷では29日も午後4時から写真集の発売イベントが行われる予定だったが、午後2時過ぎ、事件を受け、「万全を期してイベントは中止する」と発表された。
イベント中止について、訪れた人は「…ショック」「えっ！？複雑ですけど、仕方ないなって感じですね」と話した。
（「イット！」 10月29日放送より）
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