映画の映像を無断で使用するなどしてあらすじをまとめた、いわゆる“ネタバレサイト”を作成し公開したとして、宮城県警は29日、会社役員など男3人を逮捕しました。

著作権法違反の疑いで逮捕されたのは、東京都渋谷区に住むインターネットサイト運営会社の代表取締役の男(38)とその社員の男(33)、会社に雇われた外部ライターの男(45)の3人です。

警察によりますと、3人は共謀し、映画配給会社の許可を得ずに映画やアニメ作品の場面を画像として切り出し、セリフや展開を含めた「あらすじ」を掲載した、いわゆる“ネタバレサイト”を去年1月から今年2月にかけてインターネット上に公開した疑いが持たれています。

3人は「ゴジラ-1.0」「劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦」「オーバーロードIII」の少なくとも3本の映画とアニメに関して、合わせて12社の著作権を侵害したとされ、警察は3人が広告収入を目的に違法サイトを運営していたとみて調べを進めています。

警察の取り調べに対し、代表取締役の男と社員の男は「今は話すことはない」と黙秘し、外部のライターの男は容疑を一部否認しています。

映画の内容を記事にまとめた“ネタバレサイト”が摘発されるのは、全国で初めてとみられます。

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