2024年8月、台風10号の影響で折れた屋久島の「弥生杉」について、国や屋久島町などは、折れたままの状態で現地で保存する方法を検討していることがわかりました。

屋久島の白谷雲水峡にある、推定樹齢3000年の弥生杉は、8月の台風10号の強風で根元を残して折れたとみられています。

29日、弥生杉の今後の取り扱いを検討する、国や県、町の関係者らが写真を撮ったり、幹の中をのぞいたりして現在の弥生杉の状況を確認しました。

弥生杉は腐食が進んでいるということです。

検討会のメンバー 樹木医・間世田明里さん
「腐れがひどいことと、シロアリに食われた跡がひどいので、強度不足と台風の風の影響が考えられる。さすが屋久杉だぁと思った。年輪が緻密なので、腐朽が進行しづらく、強度をある程度保っているなとすごく感じた」

午後からは非公開で検討会が開かれ、関係者によりますと、弥生杉を現状のまま保存する方法が提案されたということです。

現在、白谷雲水峡の一部は入場が制限されていて、弥生杉の周辺は植生の保護と、弥生杉の盗掘防止のため
立ち入り禁止となっています。

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